- やさしく、働きもので美しい娘マルーシカ。
しかし継母は、姉娘ばかりをかわいがり、
継娘であるマルーシカにはつらくあたります。
雪が降り続く1月のある日。
マルーシカを追い出そうとたくらんだ二人は、「すみれをつんできて」と頼みます。
真冬に咲くはずのないすみれを探し、マルーシカが森でこごえていると、
1月から12月までの月の精に出会いました。
そして、哀れに思った月の精は、不思議な力でマルーシカを助けてくれるのでした。
月の精たちによって繰り広げられる季節の風景が美しい、
スロバキアに伝わる名作昔話です。
- ■規格: 28×22cm
■作者名: 石井睦美/文 メグホソキ/絵 西本鶏介/監修
■ページ数: 34ページ
■ISBN: 9784577045183