- 依存には「いい依存」と「悪い依存」があります。「いい依存」ができれば、それはむしろ、生きる力に。依存の仕組みや、依存との付き合い方を伝授します!~「はじめに」より~人に頼る、頼られるってよいことです。なぜなら、人間はひとりでは生きていけない、社会的な生きものだから。頼りになる人がいる、だれかに頼りにしてもらっているという気持ちは、人を強く、前向きにしてくれます。そのような気持ちになると、なにかにチャレンジしようと思ったり、自分ひとりではできないことができるようになったりします。それは人だけでなく、ものについても同じことがいえるかもしれません。わたしたちの生活を、便利で豊かにしてくれるものってたくさんありますよね。それを使うことで楽になる。それがあるだけで心強く思うことができる。かけがえのないパートナーともいえるでしょう。でも、こまったことも起きてきます。あまりにそれが好きすぎたり、頼りすぎたりすると、それがないと、いてもたってもいられなくなってしまう。ひとりじめしようとしたり、ほかのことに気がまわらなくなったり、自分の健康や生活をそこなったり……。そうなってしまうと、本当に大切なこと、もの、人を見失ってしまうかもしれません。そうならないようにするためにはどうしたらよいのでしょう? 今、あなたが手に取っているこの本「依存のトリセツ」が、あなたといっしょに考え、答えに導いてくれることでしょう。
- ■規格: 310×220×12mm
■作者名: 加藤宣行/監修
■ページ数: 80ページ
■ISBN: 9784577051443
■対象年齢: 9歳から