これでばっちり!
読書感想文 入門コラム
はじめてでも安心して書ける!


夏休みといえば読書感想文。
「どんな本を選べばいいの?」「書くのが苦手…」「うちの子、なかなか書き進まなくて…」といった悩みを抱えるご家庭も多いのではないでしょうか。
でも、ご安心ください! ちょっとした声かけやヒントがあれば、苦手意識を克服し、お子さまらしい素敵な感想文を親子で一緒に書き上げられます。
この記事では、読書感想文を親子で楽しくやり遂げるためのステップを、具体的な声かけ例を交えながらご紹介します。
今年の夏は、読書感想文を「楽しい思い出」に変えてみませんか?
きっと、新たな発見と成長が待っています♪
読書感想文は5ステップで進めよう!


STEP
01
本選びは…お子さまの『好き』を最優先!
「課題図書だから」と決めつけず、お子さま自身が「読みたい!」と心が動く一冊を見つけることが何より大切です。図書館や書店で、一緒にワクワクしながら探す時間を持ちましょう。
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「面白そうな本がたくさんあるね!どれが気になる?」「どんな話が好き?冒険かな?動物かな?」
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お子さまの好み、普段の会話に出てくる興味のあることなどをヒントに。
無理強いせず、お子さまの気持ちを尊重してあげてください。

STEP
02
いざ、読書!「心に残ったことを『残す』」習慣をつけよう
読みっぱなしではなく、心に残ったことや疑問に思ったことをメモする習慣をつけましょう。
書くことに抵抗がある子には、付箋を貼ったり、口頭で話してもらったりするのも効果的です。
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「今読んだページで、何か心に残った言葉あった?」「主人公が〇〇した時、どんな気持ちになったと思う?」
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読書中も一緒に同じ本を読んで、感想を共有するのもおすすめです。
対話を通じて、お子さまの考えを引き出してあげてください。

STEP
03
下書き中は、感想の「種」を広げよう
いきなり文章を書き始めるのではなく、まずは「何について書きたいか」を整理する時間を作りましょう。
メモを見ながら、印象に残った場面を書き、それについてどう感じるかを家族で書き出してもらいましょう。
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「一番心に残った場面はどこ?」「その場面を見て〇〇さんは(お父さん、お母さん)は?」
「この本を読んで、新しく知ったことや考えたことはある?」 -
「本を選んだ理由」「一番印象に残った場面」「その場面から考えたこと」
「これからどうしたいか」の順に話を聞き、アウトラインを一緒に考えていきましょう。

STEP
04
書き出したら、一緒に文章を「組み立てる」
下書きの内容をもとに、いよいよ文章にしていきます。お子さまの言葉で書くことが大切なので、
親御さんは「聞き役」「アドバイザー」に徹しましょう。
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「最初にこの本を読んだのは何で読もうと思ったから?」
「この場面の他、もっと詳しく書けるかな?例えば、どんな気持ちになったの?」 -
完璧を目指さなくて大丈夫です。まず書き出すことを促し、つまずいたらヒントを与えたり、
一緒に悩んだりする姿勢が大切です。

STEP
05
最後は、読みやすい文章に「磨き上げる」
書きあがったら、声に出して一緒に読んでみましょう。誤字脱字のチェックはもちろん、
より伝わりやすい表現はないか、論理が飛躍していないかなどを確認します。
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「声に出して読んでみると、もう少し変えた方が良いところが見つかるかもね」
「この文章、誰かに伝わるかな?」「もっと良い言葉がないか、一緒に考えてみよう!」 -
全てを指摘するのではなく、特に気になる点に絞ってアドバイスを。
お子さまが自分で気づき、考える力を育むことが目標です。

今年の夏は
特別な1冊に出会おう!
当ショップでは、過去に「課題図書」として選ばれた児童書・児童図書を多数取り揃えています。
これらの本は、時代を超えて読み継がれています。
夏休みの読書計画に、ぜひ参考にしてみてください。 心に残る、特別な一冊がきっと見つかります!